@article{oai:shokei.repo.nii.ac.jp:00000328, author = {初山, 高仁 and ハツヤマ, タカヒト and Hatsuyama, Takahito}, issue = {73}, journal = {尚絅学院大学紀要, Bulletin of Shokei Gakuin University}, month = {Jul}, note = {本稿では物理学者の寺田寅彦によるとされるものの文献的根拠は確認されていない「天災は忘れた頃来る」という警句がいかにできあがったかをまとめている。関東大震災後に行われた議論を見てみると、寺田以外の者も忘却なり怠慢なりが災害の原因となると主張していたことが確認できる。サンフランシスコ地震の教訓がありはしたが、関東大震災では生かされなかったこともまた知れた。寺田は災害が忘れられることによって生じると随筆内で繰り返し述べているが、同時に災害を自然現象ではなく社会現象と見て、災害を起こさないためには教育の徹底が必要であると主張してもいる。寺田の災害についての考えは、中谷宇吉郎によって通俗化された形で広められることになったが、「天災は忘れた頃来る」という表現は、社会現象としての災害についての寺田の主張を薄めたところがあると指摘した。, 12, P, 論文, Article}, pages = {28--40}, title = {「天災は忘れた頃来る」のなりたち}, year = {2017} }