@article{oai:shokei.repo.nii.ac.jp:00000396, author = {髙島, 純子 and タカシマ, ジュンコ and Takashima, Junko}, issue = {76}, journal = {尚絅学院大学紀要, Bulletin of Shokei Gakuin University}, month = {Dec}, note = {前稿で明らかになったベクトルモデルでの合意形成の限界、つまり多様な価値観の下での“完全一致”の合意困難という問題解決するため、本稿はその解決策を求めてルソーのテキスト読解を試みた。ルソーのテキスト解読にあたっては、ルソーの主要二著作、『人間不平等起源論』と『社会契約論』の間にある社会統合理念の転回にまず取り組まねばならなかったが、この取り組みにおいて『人間不平等起源論』に「超個体モデル」という仮説を措定することで、両書の統合理念の間に社会的価値の一元化から多元化へという一つの流れを見つけることができ、そこから『社会契約論』の内容が『人間不平等起源論』で生じた矛盾の解決策だったのではないかとの知見を得た。この知見をもとに『社会契約論』の社会契約に関するルソーの論述を逐条的に読み解き、本稿課題に一応の回答を得たが、その検討で一般意志の視点からの“完全一致”の合意形成への妥当性の疑問も生じることとなった。, 5, P}, pages = {17--30}, title = {ルソーの社会統合理念の転回 : ベクトルモデルで見る社会契約}, year = {2018} }