@article{oai:shokei.repo.nii.ac.jp:00000435, author = {髙島, 純子 and タカシマ, ジュンコ and Takashima, Junko}, issue = {77}, journal = {尚絅学院大学紀要, Bulletin of Shokei Gakuin University}, month = {Jul}, note = {筆者はルソーの民主主義理念の実現可能性の検討を行い、ルソーの理念を実現させるための機能的理念型としてベクトルモデルを考案、このモデルからルソーの理念を考察してきたが、本稿では一般意志論に取り組んだ。一般意志論の検討にあたってはルソーの『社会契約論』ジュネーヴ草稿から一般意志の表明のあり方と社会的精神の涵養という二つの課題を読み取り、これに的を絞って検討した。その結果、前者の課題では多数決による一般意志の表明には民主主義理念から見て問題があり、それを解決するには後者の課題の社会的精神の涵養が重要な意味を持つことが判明した。さらになぜ社会的精神が民主主義理念の実現可能性に重要な意味を持つのか、ベルナルディの世論に関する論考により検討し、その結果、世論が社会の「第4の法」として社会を規律し、しかも人々に社会的一体感を感じさせる紐帯となるとともに社会統合に望ましい価値についての「暗黙の教育」効果があり、民主主義社会への「動機づけ」にも重要な意味を持つことが明らかになった。, 19, P, 論文, Article}, pages = {59--72}, title = {一般意思、社会的精神、ベルナルディの“世論” : ベクトルモデルで見る一般意思論}, year = {2019} }