@article{oai:shokei.repo.nii.ac.jp:00000478, author = {三好, 敏之 and ミヨシ, トシユキ and Miyoshi, Toshiyuki}, issue = {2}, journal = {尚絅総研論集}, month = {Feb}, note = {クライエント(以下、Cl)は、軽度な知的障害があり、高校2年生から生活が乱れ、ほとんど学校に登校できず、夜中に男友達と出歩くことが増えた。両親の困り感を見て、Cl も当大学の相談室に来ることを承諾した。Cl は、箱庭やスクイグル法、およびMSSM法によるイメージ療法に関心をしめした。スクイグル法とは、ドナルド・ウィニコットが提唱したもので、画用紙にサインペン等でなぐり描きをすることを指示し、2人が相互になぐり描きをして見えたものを絵にする方法である。MSSM法とは、山中康裕が考案したもので、Mutual Scribble Story Making Methodの略であり、日本語に訳すと「交互ぐるぐる描き投影・物語統合法」である。セラピスト(以下、Th)は、Cl に箱庭や描画のイ メージ療法は描き手の個人の内面だけでなく、人類に共通のイメージやシンボルを表現す ることを伝えた。このようなシンボルは、Th とCl と相互の内的作業によってこころのバランスを取り戻す過程で重要であった。Thは、このイメージ療法の中のシンボルに視点をあてCl のこころの変化を読み解きながらカウンセリングを実施した。今回のケースは、Th と一緒にClイメージを共有しながら創造性を発揮してこころの内在化につながり、現実的に生きていくプロセスを少しずつ体験できつつあったケースであった。, P}, pages = {45--59}, title = {女子高校生(軽度知的障害)のイメージ療法 : 自立に向けての第1歩}, year = {2020} }